解析事例 –> ユーザー事例 磁気シールドによるMott型スピン検出器からの漏えい磁場の遮蔽 日本電子株式会社 技術統括センター 技術システム部 第3開発グループ 鈴木大輔 様 ご提供 |
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お問合せ:日本電子株式会社 | ||
設計されている製品を教えてください: 日本電子は、1949年に電子顕微鏡の開発会社として発足以来、電子顕微鏡をはじめ、分析機器、医用機器、産業機器などを設計・開発しています。 電子顕微鏡は、光学顕微鏡では観察不可能な微小な構造を鮮明に観察することができます。物質構造の解析や原子レベルでの情報を得ることができ、私達が想像もつかない原子の世界までも追及できる画期的な道具として世界中で活躍しています。 |
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現在のElecNet・MagNetの活用方法を教えてください: ElecNetは、電極間の電界強度を計算して絶縁設計などに活用しています。MagNetは、磁場を遮蔽する磁気シールドの最適形状の探索、磁界レンズの設計などに活用しています。また、TrajectoryEvaluatorによる荷電粒子ビームの軌道計算も行っています。 |
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ElecNet・MagNetの操作はどの程度で覚えられましたか: 導入初期の頃(2003年)は、英文マニュアルを見ながら独学で習得していたため、自分の行いたい解析ができるようになるまで1~2週間はかかっていましたが、アドバンストテクノロジーの講師の方にオンサイトで講習会をお願いするようにしてから、効率よく習得できるようになりました。 現在は、解析の内容にも依りますが、新規ユーザーの教育時間として8時間くらいを目安にしています。 |
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ElecNet・MagNetの導入した理由と、他社製品と比較した際にElecNet・MagNetを選んだ決め手を教えてください: 前に使用していた磁場解析ソフトがサポート終了になったことを機に、新しい電場・磁場解析ソフトの選定を行いました。 その際、6種類の解析ソフトで機能や操作性を比較した結果、ElecNet・MagNetの評価が高く、弊社のニーズにも合っていました。 特に、軌道計算に対応したソフトは限られていたため、その点も高い評価につながりました。 また、他にも評価の高いソフトはあったのですが、デモや課題の提出をお願いしたところ、アドバンストテクノロジーの対応が迅速かつ的確だったため、最終的にはサポート体制の良さが決め手になりました。 |
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MagNet導入前と導入後で変化はありましたか?: ElecNet・MagNetを導入する前は、EWS上で起動するプログラムで解析を行っていたのですが、操作の手間が多く、解析時間もかなりかかっていました。 また、手動でメッシュを作成していたため、精度の高い計算はできませんでした。 ElecNet・MagNetを導入することで、モデルやメッシュの作成など操作が簡単になり、短い時間で精度の高い解析結果が得られるようになったため、設計段階での形状の検討なども容易になりました。 |
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ElecNet・MagNetを使用することでコストパフォーマンスは変わりましたか: 試作回数が激減し、材料費の削減につながりました。試作する部品には希少金属を用いる場合が多いので環境資源問題への貢献も果たしていると思います。 また、解析に必要な作業工数も少なくなりました。 |
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ElecNet・MagNetへの今後の期待を聞かせてください: 3D CADに慣れた利用者からは、現状のモデラーが操作しにくいという声が多いため、3D CADのような操作性でモデル作成が行えるようにモデラーを改良して頂けると助かります。 また、軌道計算で扱えるビーム要素数(現在は100本)を増やす、軌道に付ける色数を増やすなど、Trajectory Evaluatorの機能強化を期待しております |
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ありがとうございました。 |